J1横浜FMがキューウェル監督(45)を解任する方向で最終調整に入ったことが15日、複数の関係者の話で分かった。後任が正式に決まり次第、契約を解除する方針。今季のJ1で初の解任劇となり、クラブでは2008年7月に桑原隆氏を更迭して以来、1…

 J1横浜FMがキューウェル監督(45)を解任する方向で最終調整に入ったことが15日、複数の関係者の話で分かった。後任が正式に決まり次第、契約を解除する方針。今季のJ1で初の解任劇となり、クラブでは2008年7月に桑原隆氏を更迭して以来、16年ぶりのシーズン途中交代となる。

 キューウェル氏は、名門リバプールで欧州CL制覇を成し遂げた選手時代の実績を買われ、今季から就任。しかし16年ぶりの4連敗を喫するなど、昨季2位だったチームは8勝5分け10敗で12位に低迷している。アジア・チャンピオンズリーグでは決勝まで勝ち上がるも、準優勝に終わった。

 感情的な言動に端を発する求心力の低下が著しく、ここ最近はチーム内で孤立状態だったという。監督経験の浅い指揮官をサポートする体制もクラブに整っていなかった。後任は内部昇格が基本線となっており、ハッチンソン・コーチ(44)が第一候補となっている。