「アサヒビールカップ・G3」(15日、住之江) 1号艇で人気を集めた井上忠政(28)=大阪・119期・A1=がイン速攻で勝利。通算では9回目、今年は2月の児島ルーキーシリーズ以来の優勝を地元で飾った。2着は瓜生正義(福岡)、3着には森高一…

 「アサヒビールカップ・G3」(15日、住之江)

 1号艇で人気を集めた井上忠政(28)=大阪・119期・A1=がイン速攻で勝利。通算では9回目、今年は2月の児島ルーキーシリーズ以来の優勝を地元で飾った。2着は瓜生正義(福岡)、3着には森高一真(香川)が続き1番人気の順当決着となった。

 井上が切れ味抜群の逃走で圧勝。地元で勝利の美酒をグイッと飲み干した。優勝戦の前に「地元のグレードレースなので、絶対に逃げたい意識が強かった」と朝から入念な試運転を敢行。その成果は瓜生、森高らSG覇者を相手に、目に見えて威力を発揮。「足は抜群に良かった。完璧でした」と絶品の先マイで突き放すと、有無を言わせぬ独走で住之江では3回目の優勝を勝ち取った。

 「地元で優勝して、水上パレードをするのは全員が夢見ていると思う」と念願のセレモニーを存分に味わい「やったぜ!」と会場のファンに向け喜びを爆発させた。

 次なる目標はSGへの参戦。「定松君みたいなことを思い描いていた」と5月の多摩川オールスターを制した、定松勇樹(佐賀)の鮮烈な優勝に刺激を受け、自身も真骨頂のストロングスタイルでチャンスを狙っていく。