(15日、第106回全国高校野球選手権新潟大会3回戦 上越0―1新発田南) 上越は3人の投手が継投し、1失点に抑えたが、及ばなかった。 先発は2年の井上珠希。「3年生のために投げようという気持ちで臨んだ」。伝えられたのは前日だったが、池田剛…

(15日、第106回全国高校野球選手権新潟大会3回戦 上越0―1新発田南) 上越は3人の投手が継投し、1失点に抑えたが、及ばなかった。

 先発は2年の井上珠希。「3年生のために投げようという気持ちで臨んだ」。伝えられたのは前日だったが、池田剛幸監督は「春からの成長が著しく、前から決めていた」。井上は1点を許したが、五回まで被安打2、5奪三振の好投。六回から山田怜汰(3年)、七回途中からエース富沢遥斗(3年)とつないだ。

 一方、打線は終盤にたびたび得点圏に走者を進めたが、新発田南の小林佑(3年)を最後まで攻略できず、無得点に終わった。富沢は「井上がいいピッチングをしてくれた。自分が打てなかったのが、申し訳ない」。主将で捕手の橋本昊樹(3年)は「3人がしっかり投げてくれた。バッテリーを組んでいて、これまでで一番気持ちがよかった」と3投手をたたえた。4月からチームを率いる池田剛幸監督は「相手の投球、ディフェンスが一枚上手だったが、ベストに近いゲームができた。感動しました」とゲームを振り返った。