「西武3-0オリックス」(15日、ベルーナドーム) 育成出身の3年目左腕、西武・菅井信也投手が7回3安打無失点の好投で、プロ初勝利を挙げた。お立ち台では「一番はお母さんに報告したいです。初勝利したよ」とテレビカメラを通じて報告し、ウイニン…

 「西武3-0オリックス」(15日、ベルーナドーム)

 育成出身の3年目左腕、西武・菅井信也投手が7回3安打無失点の好投で、プロ初勝利を挙げた。お立ち台では「一番はお母さんに報告したいです。初勝利したよ」とテレビカメラを通じて報告し、ウイニングボールは「まだ考え中ですが、実家に送ろうかなと思っています」と話した。

 抜群の立ち上がりで、五回1死でヒットを打たれるまで、1人の走者も出さない完璧な投球。七回は先頭からの連打などで1死二、三塁のピンチを招いたが、紅林を浅い左飛、代打・杉本を空振り三振に仕留めて雄たけびをあげた。

 西武の育成出身投手が先発で勝利するのは球団初。プロ初勝利でチームの8連敗以上を止めるのは、1979年4月24日の南海戦でチームの連敗を12で止めるプロ初勝利を挙げた松沼博久以来、45年ぶりの快挙となった。

 「本当にうれしいの一言です」と菅井。最後にファンへの自己紹介を含めたメッセージを求められると「背番号71、山形県出身の菅井信也です。本当に次の登板もその次の登板もずっと勝ち続けられるようなピッチャーになれるように頑張るので、よろしくお願いします」とあいさつした。