◆大相撲 ▽名古屋場所2日目(15日・ドルフィンズアリーナ) 2場所連続途中休場明けの横綱・照ノ富士(伊勢ケ浜)が連勝スタートを切った。最近2連敗中だった東前頭筆頭・明生(立浪)を一方的に寄り切った。思い切りよく踏み込むと、そのまま一気に前…

◆大相撲 ▽名古屋場所2日目(15日・ドルフィンズアリーナ)

 2場所連続途中休場明けの横綱・照ノ富士(伊勢ケ浜)が連勝スタートを切った。最近2連敗中だった東前頭筆頭・明生(立浪)を一方的に寄り切った。思い切りよく踏み込むと、そのまま一気に前進して勝負を決めた。

 初日は内容に辛口の自己評価だった横綱も「久しぶりに(立ち合いがいい感覚で)当たれたし、足の出し方で意識していたことができたので良かったんじゃないかなと思いますね」と納得顔。好発進となったが「始まったばかり。まだ13番もあるからね。基本的に相手うんぬんより自分の体との闘いなんで、それをメインに考えてやっています」と冷静に足元を見つめた。

 八角理事長(元横綱・北勝海)は「押し込んでいた。きょう勝って気持ちも落ち着くのでは」と分析。幕内後半戦の粂川審判長(元小結・琴稲妻)は「横綱相撲ですね。堂々として横綱らしい相撲。完勝でしょう。初日から落ち着いて取っている。(過去には)休場しても出てきた場所で優勝したりしてきたから、自分でも不安はないんだろう」と評価していた。