「伝統の一戦~レジェンズOB対決~ 巨人-阪神」(15日、東京ドーム) 巨人と阪神の歴代のスタープレーヤーがずらりとそろった一戦。巨人-阪神の公式戦後に行われた試合を3万5000人が見守った。二回には阪神の4番掛布雅之氏と巨人のエース、江…

 「伝統の一戦~レジェンズOB対決~ 巨人-阪神」(15日、東京ドーム)

 巨人と阪神の歴代のスタープレーヤーがずらりとそろった一戦。巨人-阪神の公式戦後に行われた試合を3万5000人が見守った。二回には阪神の4番掛布雅之氏と巨人のエース、江川卓氏のライバル対決が実現した。

 初球は高めのボールだったが、江川氏は不満そうに掛布氏に“振れ”とジェスチャー。捕手の村田真一氏はなぜか1球1球ボールを江川氏に手渡しにいっていた。

 対決はノースリーから掛布氏が見事に中前打を放ち、球場は大歓声に包まれた。掛布氏には代走が送られ、江川氏もここでお役御免となった。

 対決後、日本テレビの放送席に駆けつけた江川氏は「最後ストライクが入ってよかった。フォアボールだけは嫌だったから」と、振り返っていた。掛布氏も「2球目を打つ予定だったんですけど、ストライクがこない」と苦笑い。江川氏は「フォーク使ったんですけどね」と、明かしていた。

 最後に掛布氏は「緊張感もあったし、いいヒット打ててよかった」と語り、江川氏は「瞬間、昔に戻った。雰囲気を感じさせてもらった。ありがとうございました」と、振り返った。