巨人の新外国人選手、ココ・モンテス内野手(27)=ロッキーズ傘下3Aアルバカーキ=が15日、東京ドームで入団会見を開いた。背番号は39。会見の冒頭、「マイアミから来ましたココ・モンテスです。ジャイアンツの一員になれて非常にうれしく、興奮し…

 巨人の新外国人選手、ココ・モンテス内野手(27)=ロッキーズ傘下3Aアルバカーキ=が15日、東京ドームで入団会見を開いた。背番号は39。会見の冒頭、「マイアミから来ましたココ・モンテスです。ジャイアンツの一員になれて非常にうれしく、興奮しています」と決意を語った。

 モンテスは俊足巧打の右打ちの内野手。昨季、ロッキーズでメジャー昇格し、18試合の出場で38打数7安打3打点。デビュー戦では本塁打を放った。メジャーでは目立った成績はないが、マイナーリーグの3Aでは2年連続20本塁打を記録。今季はここまで64試合の出場でリーグトップの打率・335、9本塁打、47打点。5盗塁を記録している。6月25日(日本時間26日)に球団契約が解除され、FAとなっていた。

 自身のセールスポイントを「走攻守、全てにおいて自分の能力に自信を持っている。どのような局面においても、チームに貢献できると思っている」と説明。ニックネームについては「ココと呼んでいただきたいね」と笑った。

 球団では開幕直前、右翼のレギュラー候補だったオドーアが、2軍調整を拒否して電撃退団。シーズン序盤を助っ人不在で戦った中、5月10日にヘルナンデスを獲得した。モンテス同様、メジャーでの実績は少なかったが、3Aで昨季リーグ最多の165安打を記録。日本野球への適性も高く、現在は「3番・中堅」として欠かせぬ存在だ。

 セ・リーグは依然として混戦が続いている。そんな中、シーズン途中では異例となる2人目の助っ人野手獲得。首位に立つチームが4年ぶりのV奪回向け、大きな戦力補強に成功。「長らく球団に在籍しているチームメートから多くのことを学んで、教えてもらって、彼らと共にリーグ優勝を勝ち取りたい」と、前日に来日したばかりだが会見後、直ぐに全体練習に合流するなど、早期1軍昇格に向けて準備は万端だ。