チャンスをつかみ取る-。広島の大盛穂外野手(27)が14日、スタメン機会のさらなる増加へ強気の姿勢をにじませた。「こうやってスタメンで使ってもらっている時こそ大胆に」。やることは明確。自信のある守備と、上昇中の打撃で存在価値を高める。 7…

 チャンスをつかみ取る-。広島の大盛穂外野手(27)が14日、スタメン機会のさらなる増加へ強気の姿勢をにじませた。「こうやってスタメンで使ってもらっている時こそ大胆に」。やることは明確。自信のある守備と、上昇中の打撃で存在価値を高める。

 7月に入ってここまで2試合にスタメン出場。「7番・左翼」で出場した13日・ヤクルト戦(マツダ)では0-0の三回1死二塁のピンチで、グラブを目いっぱい伸ばしながら飛球を地面スレスレで好捕し、大瀬良の好投をアシストした。「守備に期待してもらって起用してもらっていると思う」と自覚。味方投手の投球スタイルによって、守備位置を微調整するなど、準備にも余念がない。

 打撃では今季から取り入れているノーステップ打法が実を結びつつある。三振の多さが課題だった中、今季の三振率はここまでで・263。昨季の・310から改善されており、「あとはコンタクトした時の結果とか、振る球は間違っていないと思う。それを一発で仕留められるように」と前を向く。

 宇草が腰痛で戦線離脱した今、主力の秋山と野間、代打が主戦場の松山を除くと左打ちの外野手は1軍に大盛だけという状況。「スタメンの機会が増えてきたら、いろいろ試せるし、その試せる機会を得るために練習からしっかりとやらないといけない」。その目はギラついている。