「中日2-6阪神」(14日、バンテリンドーム) 阪神・佐藤輝明内野手が4番として今季初、22年9月2日・巨人戦以来となる打点を挙げた。延長十回に4点を勝ち越し、2死三塁で迎えた第5打席だった。岩崎の浮いたフォークを捉えると打球は右翼フェン…

 「中日2-6阪神」(14日、バンテリンドーム)

 阪神・佐藤輝明内野手が4番として今季初、22年9月2日・巨人戦以来となる打点を挙げた。延長十回に4点を勝ち越し、2死三塁で迎えた第5打席だった。岩崎の浮いたフォークを捉えると打球は右翼フェンスを直撃。三走・植田が生還する適時二塁打となり、トドメを刺した。

 あとひと伸びで本塁打という大きな当たりに「まあヒットになって良かったです。惜しかったですけど」。満足感と悔しさが入り交じった複雑な表情を浮かべた。

 二回の第1打席でも先頭で痛烈な右前打を放っており、7月に入って4度目の複数安打と状態は上向いている。ただ、同点の六回2死満塁では松葉の直球に差し込まれ遊飛に倒れた。勝ち越しの絶好機を逸し、「それが課題かなと思います」と反省を忘れなかった。

 3日・広島戦(マツダ)以降、本塁打から遠ざかっているが、15日からの巨人3連戦は舞台を狭い東京ドームに移す。「(第5打席と)同じ打球を打てば入ると思うので頑張ります」と意気込んだ。特大の放物線を、虎党も待ち望んでいる。