◆大相撲 ▽名古屋場所初日(14日・ドルフィンズアリーナ) 関脇・霧島(音羽山)は大関復帰へ幸先の良く白星発進となった。東前頭3枚目・高安(田子ノ浦)立ち合いのもろ手突きにひるまず前進。相手の突きをいなし、頭をつけて食い下がり、右の上手を巧…

◆大相撲 ▽名古屋場所初日(14日・ドルフィンズアリーナ)

 関脇・霧島(音羽山)は大関復帰へ幸先の良く白星発進となった。東前頭3枚目・高安(田子ノ浦)立ち合いのもろ手突きにひるまず前進。相手の突きをいなし、頭をつけて食い下がり、右の上手を巧みに巻きかえて寄り切った。「頭をつけるつもりはなかったが、焦らずに攻められて良かった。稽古のおかげだと思う」と振り返った。

 首のケガの影響で、3月の春場所は5勝10敗、5月の夏場所は1勝6敗8休と精彩を欠き、大関の座から陥落した。「(緊張感は)だいぶあったが、落ち着いて取れた。ここ2場所合わせた中では今日が1番の内容」と語り、立ち合いの首の不安も緩和されつつあるという。10勝を挙げれば大関復帰となる。「これからさらに状態を上げていければ」と意気込んだ。