(14日、第106回全国高校野球選手権高知大会1回戦、高知高専1―8梼原) 2年生のエースが体調不良で出場できない、と分かったのは、前日夜9時ごろだった。 高知高専の長崎光希主将(3年)は「自分が投げる」と覚悟を決めた。普段は捕手。緊張で…

 (14日、第106回全国高校野球選手権高知大会1回戦、高知高専1―8梼原)

 2年生のエースが体調不良で出場できない、と分かったのは、前日夜9時ごろだった。

 高知高専の長崎光希主将(3年)は「自分が投げる」と覚悟を決めた。普段は捕手。緊張で眠れなかった。

 初回は守備の混乱もあり3失点したが、変化球を駆使して二~四回は打たせて捕る好投を見せた。

 六回から唯一の同学年の谷口翼季選手(3年)が継投した。

 「エースの分も頑張って勝つ」という思いは果たせなかったが、森井貴大監督(22)は「3年生2人が盛り上げ、みんなの力を集めてくれた。よくやってくれた」と話した。(原篤司)