「中日2-6阪神」(14日、バンテリンドーム) 延長十回に一挙5得点で同一カード3連敗を阻止した阪神・岡田彰布監督は「ミスなかったらおまえ、歩かさせるのもあったかもしれんやん」と勝負のアヤを分析。延長十回無死一、二塁から小幡が送りバントに…

 「中日2-6阪神」(14日、バンテリンドーム)

 延長十回に一挙5得点で同一カード3連敗を阻止した阪神・岡田彰布監督は「ミスなかったらおまえ、歩かさせるのもあったかもしれんやん」と勝負のアヤを分析。延長十回無死一、二塁から小幡が送りバントに失敗。直後に代打・原口が決勝の左前適時打を放った。

 仮に1死二、三塁になっていれば、左腕の橋本だけに満塁策をとって近本&中野の左打者で勝負となっていた可能性もある。ミスとなってしまったが、逆に阪神にとって勝負は好都合な方へと転んだ。

 以下、岡田監督との一問一答。

 -最後に。

 「なあ。最後というかのお。ほんま。しんどい試合ばっかりや」

 -それでも原口が打ってそこから。

 「いやいや、そら植田のが大きかったよ、おまえ。1点じゃおまえ、1点でも岩崎いっとったけどなあ。そんなんおまえ、点入らんかったら加治屋やったから、大変なことなってたわ」

 -原口も直前に小幡のミスをカバー、頼もしさ。

 「頼もしいっていうか、いくんやから、そらおまえ、ミスなかったらおまえ、歩かされるのもあったやんか、そういうことやんか。ミスしたから勝負したんやろ。そのために左出してきたんやから」

 -六回のチャンスで1点取れてたら。

 「そらもう、ずっとそらおまえ、つきもんやんか、あそこで1点とれてたらとか、そらおまえ、終わってみたら、勝って振り返れるからええけどおまえ。そういうことやん、とれる時は絶対とっとかなあかんいうことよ、はっきり言うて。終わってみてな、あそこでじゃなしに。今なんかな、そんなチャンスないわけやからのお、今。だからとれるときはとるっていうな、いうことだけやで」

 -西はじめ投手はしのいだ。

 「いやいや、うん。途中足つった言うとったけどな、あっこまでよう投げたよ」

 -福永に粘られても。

 「あ~あの時な。はよう、しかし、あんなんはよセカンドゴロ打たした方がええんやで、おまえそんなん、そやろ。セカンドゴロ打ちにきてるんやから。抑えてるけど、なんかきゅうきゅうで球数増えて、そやろ。それやったら三振とらなあかん、あんなけ球数使うんやったら三振や」