(14日、第106回全国高校野球選手権京都大会2回戦 乙訓10―0京都八幡) 五回表1死一塁。10点差をつけられた京都八幡は、主将の小国登夢さん(3年)が右打席に入った。 6球目。外角直球を流し打ちした。打球はライナーで右前へ抜け、1死一…

 (14日、第106回全国高校野球選手権京都大会2回戦 乙訓10―0京都八幡)

 五回表1死一塁。10点差をつけられた京都八幡は、主将の小国登夢さん(3年)が右打席に入った。

 6球目。外角直球を流し打ちした。打球はライナーで右前へ抜け、1死一、二塁とチャンスを広げた。

 「頼む、打ってくれ」。一塁上で叫び続けたが後続を断たれ、乙訓にコールド負けを喫した。

 チームは1年生を含めて10人と少ない。入部してからの3年間で、今年初めて単独チームとしての大会出場だ。

 「この仲間と戦えたことがうれしかった。来年こそ1勝を挙げてほしい」。すがすがしい表情でそう話した。(北川学)