「大相撲名古屋場所・初日」(14日、ドルフィンズアリーナ) 新十両の生田目(二子山)が藤青雲を押し倒して、初白星を挙げた。 立ち合いから持ち味の果敢な突き押しで前進。攻め手を緩めることはなく、力強い好内容の取り口で完勝し「立ち合いが良かっ…

 「大相撲名古屋場所・初日」(14日、ドルフィンズアリーナ)

 新十両の生田目(二子山)が藤青雲を押し倒して、初白星を挙げた。

 立ち合いから持ち味の果敢な突き押しで前進。攻め手を緩めることはなく、力強い好内容の取り口で完勝し「立ち合いが良かった。体がさばけていたので、集中できていた」と納得の表情を見せた。

 栃木県出身22歳の生田目は2020年初場所で初土俵を踏み、夏場所を5勝2敗と勝ち越して新十両に昇進した。関取として迎える名古屋場所の初日。取組の緊張は「全然(ない)」と話したが、「化粧まわしとか付き人がいたり、そっちの方に気が向いた」と幕下との違いに戸惑いがあったよう。初の十両土俵入りでは表情に緊張感を感じさせなかったが「堂々としてる風です(笑)」と正直に話した。

 15日間続く戦いに「変わらずいつも通りに。あまり堅くなりすぎない方が十両では良いのかな。挑戦者の気持ちを忘れずワクワクしながら、緊張感を持っていきたい」と表情を引き締めた。