「大相撲名古屋場所・初日」(14日、ドルフィンズアリーナ) 大好きな阪神タイガースをしこ名にする西序二段13枚目の朝阪神(高砂)が武蔵海(藤島)を押し出して白星発進した。頭でしっかりと当たると、一度ははたいたものの、攻勢に転じて力強い突き…

 「大相撲名古屋場所・初日」(14日、ドルフィンズアリーナ)

 大好きな阪神タイガースをしこ名にする西序二段13枚目の朝阪神(高砂)が武蔵海(藤島)を押し出して白星発進した。頭でしっかりと当たると、一度ははたいたものの、攻勢に転じて力強い突き押しで俵を割らせた。昨年九州場所4場所ぶりの白星発進に「何とか初日が出てよかった。ひさびさですね」と顔をほころばせた。

 大阪府泉大津市出身で、幼少期からプロ野球・阪神の大ファン。18年春場所で朝塩本から改名した。12日にはバンテリンドームで約1年ぶりに阪神戦を観戦。中日に完封負けした試合だったが「生で見ると違う。リフレッシュできた」と場所前に活力をチャージ。しっかりと自身の白星につなげた。「オールスターまでAクラスでいってほしい」と猛虎の復調を願うと、現在2軍調整中で1月には高砂部屋に体験入門した阪神・森下に「年も一緒だし、部屋にも来ていただいた。上がってきてほしいですね」と期待を寄せた。

 7月場所は勝ち越しが多く、6勝以上も2度記録するなど相性がいい。「油断すると負けるので、一番一番集中して、自分のいい相撲をとって勝てれば」と朝阪神。2場所連続の勝ち越しへ、好スタートにも気を引き締めた。