8回までに5点リードしながら敗戦は球団6度目【MLB】タイガース 11ー9 ドジャース(日本時間14日・デトロイト) 歴史的敗戦が生んだ“揺れ動き”に米ファンが驚愕している。ドジャースは13日(日本時間14日)、敵地で行われたタイガース戦に…

8回までに5点リードしながら敗戦は球団6度目

【MLB】タイガース 11ー9 ドジャース(日本時間14日・デトロイト)

 歴史的敗戦が生んだ“揺れ動き”に米ファンが驚愕している。ドジャースは13日(日本時間14日)、敵地で行われたタイガース戦に9回まで9-4と5点リードも、その裏にまさかの5失点。試合は延長戦の末に敗れた。データによると、ドジャースの勝利確率はほぼ100%だっただけに「何て冗談だ……」と波紋が広がっている。

 ドジャースは大谷翔平投手の今季29号、節目の通算200号アーチなどで大量9得点。5点リードのまま9回を迎えた。しかし、マウンドを任されたリッキー・バナスコ投手が3連打を浴びて1点を返され、1死も取れず降板。代わったエバン・フィリップス投手がすぐさま2死としたものの、カーソン・ケリー捕手に適時二塁打を浴びると、続くコルト・キース内野手に痛恨の同点2ランを浴びた。

 延長10回に1死満塁の好機を作るも、フレディ・フリーマン内野手が併殺打に打ち取られ無得点。直後の攻撃でジオ・アーシェラ内野手にサヨナラ2ランを浴びて大逆転負けを喫した。ドジャースが8回までに5点以上のリードから敗れるのは球団史上6度目。2006年4月30日パドレス戦以来18年ぶりだった。

 MLBでは過去の統計から勝利期待値を算出している。ドジャースは9回表に2死目を取った段階で、勝利確率は99%だった。この様子をMLB公式のサラ・ラング記者などがX(旧ツイッター)に投稿すると、米ファンも続々反応。「9-4になった時にテレビを消したドジャースファンはいたはず」「ドジャースファンにとっては楽しくないね」「何て冗談だ……」「こんな有様でワールドシリーズ勝てるのか」「プレーオフも怪しい」などと失意が広がっていた。

 ドジャースはこのサヨナラ負けで、直近10戦は3勝7敗と停滞気味。それでも地区2位には7.5ゲーム差をつけ、56勝はリーグ2位と今季も強さを発揮している。故障者が続出する中で、果たして再浮上のきっかけを掴めるだろうか。(Full-Count編集部)