(13日、第106回全国高校野球選手権三重大会1回戦 徳風1―24近大高専 五回コールド) 徳風が秋季県大会4位の近大高専から1点を奪い、創部5年目で公式戦初得点を挙げた。 二回表、二つの四球を選んで2死一、二塁とし、長谷川星哉投手(2年)…

(13日、第106回全国高校野球選手権三重大会1回戦 徳風1―24近大高専 五回コールド)

 徳風が秋季県大会4位の近大高専から1点を奪い、創部5年目で公式戦初得点を挙げた。

 二回表、二つの四球を選んで2死一、二塁とし、長谷川星哉投手(2年)が中前に適時打を放った。

 徳風は不登校の経験を持つ生徒を積極的に受け入れており、10人いる野球部員も、多くが中学時代は学校に行けなかった。長谷川投手も不登校だったが、好きだった野球をやりたいと、住んでいた静岡県から同校の門をたたいた。

 24点を取られ5回コールド負けだったが、長谷川投手は「ずっと取れていなかった1点を取るのが目標だったのでうれしい。みんなで声を出して野球をやるのが楽しい」と話した。(米田怜央)