第106回全国高校野球選手権島根大会(島根県高校野球連盟、県教育委員会、朝日新聞社主催)第2日は13日、出雲市の県立浜山公園野球場と松江市営野球場で1回戦5試合があった。昨夏の覇者、立正大淞南は松江東に貫禄のコールド勝ち。大社も益田を、松…

 第106回全国高校野球選手権島根大会(島根県高校野球連盟、県教育委員会、朝日新聞社主催)第2日は13日、出雲市の県立浜山公園野球場と松江市営野球場で1回戦5試合があった。昨夏の覇者、立正大淞南は松江東に貫禄のコールド勝ち。大社も益田を、松江農林は松江北をそれぞれコールドで下した。開星と津和野の実力校同士の戦いは開星に軍配が上がった。松江商も2回戦に進んだ。

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(13日、第106回全国高校野球選手権島根大会1回戦 松江商6―1出雲北陵)

 松江商の竹下楓馬選手(2年)が、出雲北陵との対戦で七回に今大会第1号となるソロ本塁打を右翼スタンドにたたき込んだ。「パニクッていますが、うれしい」。試合後に笑顔を見せた。

 「狙い球を絞って、ここに来たら思い切り振る」と決めて打席に入り、「インコース、高さ真ん中のストレート」を振り抜いた。自身にとっても公式戦初の本塁打となった。

 本塁打で勢いづいた味方打線は、この回さらに2点を追加して試合を優位に進めた。目標は「甲子園で勝つこと」。そのために「全打席をしっかり打つ」と力を込めた。(中川史)