バレーボール男子日本代表が14日、羽田空港から欧州へ出発した。パリ五輪の現地入り前にポーランドで合宿を行い、20日に同国、21日にセルビアと強化試合を行う。左足首を負傷している高橋藍(サントリー)が取材に応じ、「出る、出ないは監督の采配に…

 バレーボール男子日本代表が14日、羽田空港から欧州へ出発した。パリ五輪の現地入り前にポーランドで合宿を行い、20日に同国、21日にセルビアと強化試合を行う。左足首を負傷している高橋藍(サントリー)が取材に応じ、「出る、出ないは監督の采配によるけど、自分の感覚的には出場するのかな。まだ足首の違和感はあるけど、練習試合の中でうまく戦っていける準備をしないといけない」と語った。

 1月のイタリア1部リーグ・セリエAのシーズンで左足首を捻挫。銀メダルを獲得したネーションズリーグ開催期間中に再発し、戦線離脱を余儀なくされた。けが当初は「靱帯(じんたい)は一つを切ってしまった状態」だったが、リハビリを重ねて順調に回復しているという。

 23日にパリ入りし、27日に初戦のドイツ戦を迎える。同戦は朝9時から開始のため、13日には早朝6時からチームで体を動かすなど“早朝対策”も行ってきた。1972年ミュンヘン五輪以来のメダル獲得へ「1戦目でリズムよく戦えるかが、五輪の戦い方につながってくる。東京が終わってから3年間人生を懸けてやってきている。チームとして一番いいメダルを持ち帰りたい。勝ち切ることしか考えていない」と闘志をぎらつかせた。