右肩腱板損傷のため戦列を離れているドジャースの山本由伸投手が13日(日本時間14日)、15日間の負傷者リスト(IL)から60日間に移行された。同投手は6月16日にIL入りしており、最短復帰は8月15日(同8月16日)となる。 山本は昨オフ…

 右肩腱板損傷のため戦列を離れているドジャースの山本由伸投手が13日(日本時間14日)、15日間の負傷者リスト(IL)から60日間に移行された。同投手は6月16日にIL入りしており、最短復帰は8月15日(同8月16日)となる。

 山本は昨オフにオリックスからポスティングシステムを利用してドジャースと投手では史上最大規模となる12年3億2500万ドル(当時の為替レートで463億円)で合意。ここまで14先発、6勝2敗、防御率2・92の好成績を残している。

 3月21日の韓国でのデビュー戦こそ1回5失点KOだったが、米国に戻った後は12登板連続で5イニング以上を投げて6勝1敗、防御率2・59。6月7日のヤンキース戦では7回、移籍後最多の106球を投げ、2安打無失点の快投だったが、降板後に右上腕に張りが出たため、次回登板を延期した。

 中7日の調整で臨んだ6月15日のロイヤルズ戦は試合前の投球練習時から患部に張りを感じながら登板。しかし、投げるごとに張りが強くなり、2回、28球を投げ終えたところで自ら降板を申し出た。降板直後は右腕上腕三頭筋の張りと発表されたが、精密検査で右肩腱板に損傷が見つかった。

 山本は今月初めに取材に応じた際に「そんな重傷ではないです」と軽傷を強調。今週からキャッチボールを再開しており、最短での復帰を目指す。

 チームはこの日のタイガース戦で救援陣が5点のリードを守り切れず、延長サヨナラ負け。先発の新人右腕ウロブレスキも打線の援護を受けながら失点を繰り返し、5回4失点(3自責点)で降板した。先発陣は7月11試合の防御率がメジャーワーストの7・91と崩壊が止まらず。山本のほかにグラスノーとビューラーが離脱、ミラーが不振からマイナー降格しており、先発ローテーションの立て直しが急務となっている。