サッカー日本女子代表“なでしこジャパン”が7月13日、パリ五輪の壮行試合としてガーナ女子代表と対戦して4-0の完勝を収めた。そこで生まれた芸術的な直接FK弾に称賛の声が多く寄せられた。  五輪本番前最後の試合。前半23分にガーナ代表に退場…

 サッカー日本女子代表“なでしこジャパン”が7月13日、パリ五輪の壮行試合としてガーナ女子代表と対戦して4-0の完勝を収めた。そこで生まれた芸術的な直接FK弾に称賛の声が多く寄せられた。

 五輪本番前最後の試合。前半23分にガーナ代表に退場者が出て数的有利となった中、日本は後半に入って8分に田中美南、20分に浜野まいかがゴールを決めて2−0でリードする。その直後の後半22分だった。

 決めたのは、日テレ・東京ヴェルディベレーザに所属する20歳のMF藤野あおば。華麗なドリブルと力強いシュートを武器に、昨年のワールドカップで日本の最少年ゴール(19歳180日)を決めた新進気鋭のアタッカーは、ペナルティエリアの角、左45度の位置で得たFKのチャンスに、自らボールをセットする。そして短い助走から右足を鋭く振り抜き、スピード十分、かつコースも完璧な強烈なシュートをゴール左上の隅に叩き込んだ。

 この鮮やかな一発に、SNS上に次のような声が寄せられた。

「こんなFK蹴れるんだ、芸術的!」
「スピード高さコース回転、全てがパーフェクト!!」
「宮間あやの残像が見えたのは俺だけか?」
「今のフリーキックは男子の試合で蹴ってもほぼ防げない あのスピードであのコースって俊輔並みだわ」
「藤野あおばのプレースキックの精度めちゃくちゃ高いな。フロンターレで蹴ってくれないかな」

■「なでしこデートしてる久保と冨安可愛い」

 この藤野の直接FK弾に金沢ゴーゴーカレースタジアムは大いに沸いたが、その中に観戦に訪れていた日本代表冨安健洋久保建英の2人の姿もあった。そして試合を中継したフジテレビが藤野のゴール直後に並んで座る2人が笑顔で拍手を送る姿が映し出し、SNS上にはファンから「見に来てる!」「楽しそう笑」「なでしこデートしてる久保と冨安可愛い」などのコメントが寄せら得れた。

 なでしこジャパンはその後も攻勢を続け、後半35分には再び藤野のFKから植木理子がゴールを決めて4−0の完勝を収めた。

 パリ五輪は、グループリーグでスペイン、ブラジル、ナイジェリアと同組。メダル獲得へ向けた注目の初戦・スペイン戦は、日本時間7月26日の午前0時キックオフ予定となっている。

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