「日本ハム3-2ソフトバンク」(13日、エスコンフィールド) 執念の逆転劇だ。日本ハムは八回、1死から4番マルティネスの代打・郡司が死球で出塁。代走・五十幡がプレッシャーを与え、続くレイエスが四球を選んで好機拡大。石井が右中間同点二塁打。…

 「日本ハム3-2ソフトバンク」(13日、エスコンフィールド)

 執念の逆転劇だ。日本ハムは八回、1死から4番マルティネスの代打・郡司が死球で出塁。代走・五十幡がプレッシャーを与え、続くレイエスが四球を選んで好機拡大。石井が右中間同点二塁打。さらに2死一、三塁から上川畑が決勝中前打を放った。

 新庄監督は「きょう負けていたら苦手意識がスゴイつく」と振り返る。八回は代打2人、代走3人を費やす采配。対ソフトバンクを7連敗で止めてほっと息をついた。

 殊勲打の上川畑は、「逆転できるんじゃないかっていう調子が良いときの雰囲気を感じる」と言う。77歳の祖母が観戦する前で攻守に奮闘した石井は「(観戦時は)打つ確率は高い」と喜んだ。

 負ければ自力V消滅の崖っぷちで勝利。ソフトバンクにだけ3勝8敗1分けと負け越すが、新庄監督は「これが逆になっていく可能性もゼロじゃない。絶対はないんで、やっていきます」と逆襲を誓った。