◆明治安田J1リーグ▽第23節 FC東京2―0新潟(13日・国立競技場) FC東京MF松木玖生が、ラストマッチを勝利で飾った。 この日までにイングランドプレミアリーグ・サウサンプトンから正式なオファーが届き、この日行われる新潟戦(国立)を最…

◆明治安田J1リーグ▽第23節 FC東京2―0新潟(13日・国立競技場)

 FC東京MF松木玖生が、ラストマッチを勝利で飾った。

 この日までにイングランドプレミアリーグ・サウサンプトンから正式なオファーが届き、この日行われる新潟戦(国立)を最後にチームから離脱することが発表された中で迎えた一戦。後半16分から途中出場し、ゴール前で左足で惜しいシュートを放つなど、見せ場を作った。

 クラブ史上ホーム最多入場者数となる5万7885人が来場した一戦で勝利し、これでチームは改修後の国立では8戦無敗(7勝1分け)。試合後に松木はゴール裏のサポーターの前で仲間から3度胴上げされるなど特別な一戦を終え、松木は「試合始まる前に(小泉)慶くんが『玖生のために』と全員の前で言ってくれて、今日の試合に勝つことが出来たので気持ちよく海外にいけるかな。この勝利は一生忘れない」と振り返った。

 松木はサウサンプトンへの移籍が正式に決定すれば、ビザの関係で移籍後にトルコ1部ギョズテペに期限付き移籍する見通しとなっている。移籍の決断について「チャンスがもらえたからにはつかみたい」と決意を示し、「これからは自分との戦い。FC東京で一番(海外で)活躍した選手と言われるような活躍をしたい」と意気込んだ。