「広島1-0ヤクルト」(13日、マツダスタジアム) 広島が今季2度目のサヨナラ勝利で2連勝。これでマツダスタジアムでのヤクルト戦は今季7戦全勝となった。0-0の延長十一回、途中出場の石原が田口から左翼席へサヨナラ弾。石原にとってプロ初のサ…
「広島1-0ヤクルト」(13日、マツダスタジアム)
広島が今季2度目のサヨナラ勝利で2連勝。これでマツダスタジアムでのヤクルト戦は今季7戦全勝となった。0-0の延長十一回、途中出場の石原が田口から左翼席へサヨナラ弾。石原にとってプロ初のサヨナラアーチとなった。
この日、午前中は次男である颯真投手(3年)が所属する甲南の試合を観戦した新井監督。チームのサヨナラ劇に狂喜乱舞でベンチを飛び出した。
先発・大瀬良は5勝目こそならなかったが、6回2安打無失点の好投。その後はハーン、塹江、栗林、森浦、黒原と無失点リレーで劇的勝利の下地を整えた。新井貴浩監督(47)の一問一答は以下の通り。
-素晴らしいゲーム。
「もう最高ですね。ちょうど(藤井)ヘッドと『コイシ(石原)、スライダーをホームラン打ってくれないかな』と、ちょうど2人で話していたところ、パカーンと打ったので。本当に見事なホームランでしたね」
-思い切りのいい一振りで決めた。
「彼のバッティングを見ていると力みがない。今日も、延長でこういう切羽詰まったゲームだったけど。軽く振り抜いているような、そんなホームランでした」
-投手陣も粘った。
「本当に、いつもいつもピッチャーが頑張ってくれるんで。まずは(大瀬良)大地も。今日はそんなに調子がいい方ではなかったと思うけど、ナイスピッチングでした。後にいったブルペン陣も本当に素晴らしいピッチングだったと思います」
-ベンチに残っていたのが松山選手と中村奨選手。動きに動いた。
「なかなか膠着状態でしたし、またチャンスでいい当たりが正面を突くというのがすごく多かったので、どんどん動いていかないといけないなと思ってはいたんですけどね」
-石原の姿勢。
「すごくまじめな選手だし、年下にもすごくいじられて、周りを明るくするムードメーカーでもあるよね。本当に、いいものをずっと見せてくれている」
-連敗中で僅差の負けが多かったが、きのう今日と接戦を制した。
「そうよね。連敗中は、やっぱり全員がちょっと調子が停滞気味になっていたんだけど。小園もここ数試合前から(状態が)上がって来ている。自分たちが今年やっている野球で連勝できたので、すごくいい雰囲気になってくると思いますね。ピッチャー中心で守って、ロースコアのゲームを何とか勝ち切るっていうね」