「広島1-0ヤクルト」(13日、マツダスタジアム) 広島が今季2度目のサヨナラ勝利。これでマツダスタジアムでのヤクルト戦は今季7戦全勝となった。 0-0で迎えた延長十一回。石原がこの回マウンドに上がった田口から左翼席への劇的なサヨナラ弾を…

 「広島1-0ヤクルト」(13日、マツダスタジアム)

 広島が今季2度目のサヨナラ勝利。これでマツダスタジアムでのヤクルト戦は今季7戦全勝となった。

 0-0で迎えた延長十一回。石原がこの回マウンドに上がった田口から左翼席への劇的なサヨナラ弾を放った。この瞬間、ベンチの新井監督も狂喜乱舞だった。

 打線は再三の好機を生かせていなかった。初回は2死一、三塁で坂倉が空振り三振。七回は2死二、三塁で矢野を迎えるも、中飛に倒れた。さらに八回にも無死一、二塁の先制機を演出するも、上本がバント失敗。さらに菊池、堂林に凡退して0行進が続いていた。

 先発・大瀬良は6回2安打無失点の好投。気温29度の夏場に行われたデーゲームでも変わらぬ姿を見せた。しかし、六回を投げ終えると、右手の指先を気にするそぶりを見せて、そのまま降板となった。援護がなく、今季5勝目とはならなかった。

 リリーフ陣は七回をハーンが三者凡退にしのいで来日から10戦連続無失点。八回の塹江も最速155キロを記録し、三者凡退でバトンを渡した。九回も栗林が無失点で安定した投球を見せた。