「巨人6-1DeNA」(13日、東京ドーム) 巨人が大勝で連勝を今季最長の7に伸ばした。 前夜、劇的なサヨナラ勝ちで首位攻防戦第1ラウンドを制したチームは、勢いそのままに初回から得点を奪った。1死から吉川、ヘルナンデスが連続四球で一、二塁…

 「巨人6-1DeNA」(13日、東京ドーム)

 巨人が大勝で連勝を今季最長の7に伸ばした。

 前夜、劇的なサヨナラ勝ちで首位攻防戦第1ラウンドを制したチームは、勢いそのままに初回から得点を奪った。1死から吉川、ヘルナンデスが連続四球で一、二塁。ここで打撃好調の4番・岡本和が、1ストライクからの2球目。148キロの直球を中前に運んだ。

 「みんなが繋いでくれたので、なんとかして先制点に繋げたかった。グリフィンの為に打ちました」

 4番の7試合連続安打、5試合連続打点で流れを呼ぶと、三回には吉川の3号ソロで追加点を奪った。「ファールになるかと思いましたがなんとか残ってくれて、追加点になってよかったです」。四回に1点差に迫られたが、六回だった。

 ヘルナンデス、岡本和の連打から無死満塁のチャンスを作ったが、岸田が一邪飛、若林が三直で2死となった。嫌な雰囲気が漂う中、続く門脇が右中間を破る3点二塁打。グリフィンも適時打で続き、一挙4点を奪って勝利を決定付けた。

 投げては先発のグリフィンが安定した投球。7回1失点で4勝目を手にしたが、6月15日の日本ハム戦から5試合連続で7回以上、自責点2以下の「ハイクオリティ-スタート(HQS)」を記録した。

 セ・リーグは試合前の時点で1位の巨人から4位の阪神まで、1・5ゲーム差にひしめく歴史的な大混戦が続く。1勝の重みが増す中、首位攻防戦で価値ある連勝となった。