「プロレス・マリーゴールド」(13日、両国国技館) 団体初のビッグマッチが開催され、LLPWやアルシオンで活躍した大向美智子(49)の長女、心希(しんの)さん(15)が入団することがリング上で発表された。 大向に「私の娘、心希が入団するこ…

 「プロレス・マリーゴールド」(13日、両国国技館)

 団体初のビッグマッチが開催され、LLPWやアルシオンで活躍した大向美智子(49)の長女、心希(しんの)さん(15)が入団することがリング上で発表された。

 大向に「私の娘、心希が入団することになりました」と紹介された心希さんは「デビューに向けて、学業と両立しながらマリーゴールド、女子プロレスに新しい旋風を起こせるレスラーになれるように精いっぱい頑張ります」とあいさつした。

 心希さんは2008年12月5日生まれ、山口市出身。現在も山口市在住の高校1年生だ。スポーツ歴はバレエ、空手、ダンスで、身長165センチ、体重46キロ。小学生の頃にドラマ「豆腐プロレス」を見て、松井珠理奈が演じたハリウッド珠理奈に憧れた。

 当初はアイドルを目指していたが、今年1月に開催された「アルシオン・ザ・ファイナル」に出場した母の姿を見て「最高なお母さんだなと思いました。自分にはプロレスの道しかないと確信しました」という。

 今後は地元で母の指導を受けつつ、夏休みや冬休みは上京してマリーゴールドの練習に参加してデビューを目指す。心希さんは「お母さんがプロレスラーだったということにとらわれないで、自分らしくできたら」と決意表明した。

 大向は、ロッシー小川代表から「子供のころから『やらない?』って言われていて、仕留めに来ましたね」と以前から誘いがあったと明かし、「悩みましたよ。やらせたいかと言われたら、うーんというのはある」と複雑な母心を吐露。「最後は本人の意志を尊重しました。タイミングやチャンスは逃すとなくなっちゃう。このタイミングでいいと思います」といい、「自分も15歳で(全日本女子に)入門してるんですよ。不思議な縁を感じます」と話した。