全国高校野球選手権の地方大会が13日、各地で行われ、四国地区で波乱が相次いだ。 香川大会では今春の四国大会で準優勝を果たした尽誠学園が、初戦で丸亀に1-2でサヨナラ負けを喫した。六回に1点を先制するも直後に追いつかれて試合は終盤へ。同点の…

 全国高校野球選手権の地方大会が13日、各地で行われ、四国地区で波乱が相次いだ。

 香川大会では今春の四国大会で準優勝を果たした尽誠学園が、初戦で丸亀に1-2でサヨナラ負けを喫した。六回に1点を先制するも直後に追いつかれて試合は終盤へ。同点の九回、1死二塁からサヨナラ打を浴びて敗れた。

 徳島大会では最速153キロ右腕の川勝擁する生光学園が川島に2-3でサヨナラ負けを喫した。リリーフ登板した川勝は九回2死満塁からストレートの押し出し四球を与えてしまい天を仰いだ。沖縄大会では甲子園常連の沖縄尚学が七回コールド負けを喫した。静岡大会では昨夏代表の浜松開誠館が常葉大菊川に敗れ、2年連続の夏の聖地はならなかった。

 またプロ野球2世選手も登場。西東京大会では元ヤクルトの宮本慎也氏の長男・恭佑投手が東海大菅生の先発マウンドに上がり、4回無失点で好発進。「父親から甲子園の決勝の日までスケジュールを空けていると言われた。勝ちきって父親を暇にさせないように頑張りたい」と力を込めた。

 兵庫大会では新井監督の次男・颯真投手が甲南の背番号10としてベンチ入り。ペナントレースの合間を縫って父もスタンド観戦する中、伝令などサポート業に徹した。灘を2-1で下して初戦を突破した。