(13日、第106回全国高校野球選手権北北海道大会 開会式) 北北海道大会開会式で選手宣誓を務めた北見柏陽の栗原明慎主将(3年)が一番伝えたかったのは、野球人口減少の危機感だった。出身の北見市の少年野球チームは、単独で試合に出られるが、周囲…

(13日、第106回全国高校野球選手権北北海道大会 開会式)

 北北海道大会開会式で選手宣誓を務めた北見柏陽の栗原明慎主将(3年)が一番伝えたかったのは、野球人口減少の危機感だった。出身の北見市の少年野球チームは、単独で試合に出られるが、周囲は連合チームが増えた。

 「私たちの全力プレー、人の魂がつながる野球が未来の高校球児たちの心に響き、高校野球の魅力あふれる試合をめざします」と、力強く言い切った。

 宣誓の言葉はすべて一人で考えた。「緊張はしたが大きな声で伝えられることができ、80点です」。試合で緊張する性格。宣誓で少し硬さが取れたといい、第3試合の初戦は1安打2四死球の3出塁で鈴木快監督の北大会初勝利に貢献した。「第一打席の三振が反省点。次戦でさらに元気を与えたい」(古源盛一)