土壇場での決勝打を放った大谷。(C)Getty Images オールスターブレイクを目前にし、足踏み状態が続いていたチームを大谷翔平は一振りで救った。 現地時間7月12日、敵地で行われたタイガース戦でドジャースは4-3と勝利。序盤2…

土壇場での決勝打を放った大谷。(C)Getty Images

 オールスターブレイクを目前にし、足踏み状態が続いていたチームを大谷翔平は一振りで救った。

 現地時間7月12日、敵地で行われたタイガース戦でドジャースは4-3と勝利。序盤2回までに奪われたチームは、8回にテオスカー・ヘルナンデスの適時打で同点とすると、9回に大谷の適時二塁打で勝ち越し。連敗を「4」でストップした。

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 フィリーズにスイープされて迎え、嫌な空気が漂う中での一戦は接戦となった。ドジャースは先発したジェームズ・パクストンが4回途中3失点で降板。一方の打線も3点差を追いつきはしたものの、3試合連続二けた三振を喫するなど本来の猛打を発揮しきれない状態が続いた。

 それでも土壇場で大谷がチームを救った。4打数ノーヒットと沈黙していた背番号17だったが、終盤9回2死一、三塁の絶好機で打席に立ち、相手5番手で、初対戦となった左腕タイラー・ホルトンと対峙。初球に投げ込まれたインローへのシンカーを見送ると、続く2球目だった。インコース高めに甘く入ったシンカーを強振。センター方向へ飛んだ打球は、中堅手の頭上を越え、ワンバウンドしてフェンスを越えた。

 試合後に地元スポーツ専門局『Sports Net LA』のフラッシュインタビューに応じ、「1得点でいいので、何とか打ちたいと思っていた。打った瞬間は抜けるか分からなかったですけど、何とか抜けてほしいと思って走っていた」と語った大谷。頼りになる主砲の勝負強さを発揮し、逆転したドジャースは、その裏のタイガースの攻撃を何とか無失点で切り抜けた。

 大谷の活躍もあって、連敗を止めたドジャース。相変わらず投手陣の不安定さは否めないが、この1勝をキッカケに流れを変えていけるかに注目だ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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