「高校野球兵庫大会・2回戦、甲南2-1灘」(13日、高砂市野球場) 広島・新井貴浩監督の次男である颯真投手(3年)が所属する甲南が初戦を突破した。 最後の夏は背番号「10」でベンチ入り。イニング間は守りにつく仲間のサポートのために大きな水…

 「高校野球兵庫大会・2回戦、甲南2-1灘」(13日、高砂市野球場)

 広島・新井貴浩監督の次男である颯真投手(3年)が所属する甲南が初戦を突破した。

 最後の夏は背番号「10」でベンチ入り。イニング間は守りにつく仲間のサポートのために大きな水筒を手に持ってグラウンドを全力疾走。伝令としても活躍してチームのために駆け回った。

 父である広島・新井貴浩監督は現地で観戦。タオルで汗を拭いながら、三塁側スタンドでメガホンをたたいて応援した。この日の広島は14時からマツダスタジアムでヤクルト戦に臨む予定。多忙の中でも、父として息子の勇姿を見届けた。

 甲南が掲げる「日本一の全力疾走」を試合に出ていなくても体現した颯真投手。「全力疾走全力発声はずっと意識していること。徹底してやっています」と胸を張った。

 父・貴浩さんは「高校野球って素晴らしいと思う。試合に出ようが出まいが、一生懸命頑張っている姿っていうのが、すごい高校野球っていいなって思いました。いい夏にしてもらいたいです」と息子の成長を実感。試合終了を見届ける前に足早で広島へと向かった。