26日開幕のパリ五輪を前に、体操男子日本代表チームの水鳥寿思監督(43)が12日、静岡県庁を訪れた。鈴木康友知事に激励され、「東京大会は0.103差の(団体)銀メダルで悔しい思いをした。今回は金メダルを取りたいと選手とともに頑張っている」…

 26日開幕のパリ五輪を前に、体操男子日本代表チームの水鳥寿思監督(43)が12日、静岡県庁を訪れた。鈴木康友知事に激励され、「東京大会は0.103差の(団体)銀メダルで悔しい思いをした。今回は金メダルを取りたいと選手とともに頑張っている」と誓った。

 水鳥監督は静岡市葵区出身。選手として2004年に出場したアテネ大会で団体金メダルを獲得した。12年に男子日本代表監督に就任し、五輪は16年のリオデジャネイロ大会から3大会連続になる。

 鈴木知事がチームの調子をたずねると、水鳥監督は「エースの橋本大輝選手が個人の2連覇を狙っている。彼を中心に団体と個人とそれぞれ金メダルを取れるように調整している」と自信を示した。知事からは県職員が寄せ書きをした日の丸が手渡された。

 水鳥監督は「パリの姿を静岡県の皆さんに見ていただき、勇気を与えられるような演技をしたい」と意気込みを語った。

 日本代表は14日に日本を出発して仏リヨンで合宿した後、19日にパリの選手村に入る予定。(青山祥子)