フィリーズは12日(日本時間13日)、これまで3度盗塁王に輝いたウィット・メリーフィールド外野手(35)を自由契約にしたと発表した。今年2月に年俸800万ドル(約12億8000万円、バイアウトを含む)の単年契約を結んで獲得したが、成績不振に…

フィリーズは12日(日本時間13日)、これまで3度盗塁王に輝いたウィット・メリーフィールド外野手(35)を自由契約にしたと発表した。今年2月に年俸800万ドル(約12億8000万円、バイアウトを含む)の単年契約を結んで獲得したが、成績不振によりシーズン途中での解雇となった。

メリーフィールドは16年にロイヤルズでデビューし、17年に34盗塁、18年に45盗塁を記録して盗塁王のタイトルを獲得。19年にはリーグ最多206安打を記録しオールスターに初選出された。21年には自身3度目の盗塁王と2度目のオールスター選出を果たし、22年途中にブルージェイズに移籍。昨季は打率2割7分2厘、11本塁打、67打点、26盗塁、OPS・700で2年ぶりにオールスターに選出。しかしフィリーズに移籍した今季は53試合で打率1割9分9厘、3本塁打、11打点、11盗塁、OPS・572と低迷していた。

メジャー勝率トップの快進撃を続ける今季のフィリーズだが、外野陣が左腕を苦手にしており、右打ちの外野手が補強ポイントとなっている。トムソン監督はMLB公式サイトに「右打ちの打者の強化をしようとしてる。ウィットがそれを担ってくれると期待していた。彼は懸命に取り組んでいたが、タフな役割だし結果が出ていなかった」とコメントした。