<高校野球北北海道大会:開会式>◇13日◇旭川スタルヒン北北海道大会が開幕、北見柏陽の栗原明慎主将(3年)が選手宣誓を行った。5日の抽選会後、約5日かけて1人で文章を書き上げ、11日にはナインの前で1度練習して本番に臨んだ。「私たちが今、こ…

<高校野球北北海道大会:開会式>◇13日◇旭川スタルヒン

北北海道大会が開幕、北見柏陽の栗原明慎主将(3年)が選手宣誓を行った。5日の抽選会後、約5日かけて1人で文章を書き上げ、11日にはナインの前で1度練習して本番に臨んだ。

「私たちが今、ここに立っているのは、敗れていったチームがあるからです。その思いを背負い、最後まで全力でプレーする責任があります。野球人口が減り、高校野球だけでなく、少年野球のチームまでもが、出場が困難な状態です。私たちの全力プレー、人の魂をつなぐ野球で、未来の高校球児の心に響く、魅力あふれる試合を目指します。3年間の集大成であるこの夏の大会で、今までで一番のプレー、今までで一番の試合をして、この北の大地を熱く盛り上げることを誓います」

全文をよどみなく宣誓した栗原主将は「緊張しましたが、言いたいことは全部言えたと思います」と胸を張った。