(12日、第106回全国高校野球選手権石川大会1回戦 北陸学院9―1鹿西) 「粘り強くプレーする」。鹿西の7番・長田大護選手(2年)の気持ちがこもった打球は内野に転がり、しぶとい適時打になった。 競技としての野球に取り組んだのは高校からだ…

 (12日、第106回全国高校野球選手権石川大会1回戦 北陸学院9―1鹿西)

 「粘り強くプレーする」。鹿西の7番・長田大護選手(2年)の気持ちがこもった打球は内野に転がり、しぶとい適時打になった。

 競技としての野球に取り組んだのは高校からだ。同じ小学校で学び、中学ではバスケットボール部で一緒に過ごした春成勇希選手(2年)とともに野球部に入った。テレビで見た「高校野球」に憧れた。

 とはいえ、勝つのは難しい。「1勝して校歌を歌うことを目標に頑張ってきた」が、3年生も公式戦の勝利を知らないまま夏を終えた。先輩の悔しさを受け継ぎ、成長を誓う。「チームの中心で引っ張っていきたい」(砂山風磨)