日本陸連は12日、パリ五輪に向けてオンラインで結団式を行った。主将は女子やり投げの北口榛花(JAL)と男子200メートルの飯塚翔太(ミズノ)に決まった。海外での試合出場のため、北口は動画でコメント。「陸上競技チーム全体がそろう機会はなかな…

 日本陸連は12日、パリ五輪に向けてオンラインで結団式を行った。主将は女子やり投げの北口榛花(JAL)と男子200メートルの飯塚翔太(ミズノ)に決まった。海外での試合出場のため、北口は動画でコメント。「陸上競技チーム全体がそろう機会はなかなかないかもしれませんが、個々の頑張りが必ずチーム全体の勢いになると思いますし、これからの日本の陸上界、スポーツ界の勢いになると思います。最高の結果を残せるように頑張りましょう」と呼びかけた。

 昨年の世界選手権で金メダルを獲得するなど、日本陸上界に歴史を刻んできた。「2度目のオリンピックですが、自国のコロナ禍の東京大会しか参加したことがなく、他国のオリンピックがどんな雰囲気なのか全く想像できていませんが、平和の祭典であるオリンピックの全てを楽しみたいです」と思いを語り、「個人としては決勝で悔しい思いをした東京大会から3年、決勝進出から金メダルまで確実にステップアップしてきたと思う。メダル獲得を目標に、試合を重ねながら仕上げていき、本番でまた歴史を塗り替えたいです」と意気込んだ。

 4大会連続の五輪出場となる飯塚は「みなさんの準備がうまくいくこと、本番でベストパフォーマンスができるようにを祈っております」と呼びかけた。「私も一緒に励みたいですし、準備次第だと思います。次にもオリンピックが開催されます。今回の活躍が未来につながるように、陸上が注目を浴びて、次の世代に刺激を与えられるようになったりするようなパフォーマンスを出していきましょう」と笑顔だった。