「ボクシング・10回戦」(20日、両国国技館) WBA世界バンタム級7位の那須川天心(帝拳)と対戦する同4位のジョナサン・ロドリゲス(米国)が12日、都内の帝拳ジムで公開練習と記者会見を行った。 前日に来日したばかりだが、「寝たし、今は通…

 「ボクシング・10回戦」(20日、両国国技館)

 WBA世界バンタム級7位の那須川天心(帝拳)と対戦する同4位のジョナサン・ロドリゲス(米国)が12日、都内の帝拳ジムで公開練習と記者会見を行った。

 前日に来日したばかりだが、「寝たし、今は通常モード」と時差ぼけはない様子。初の日本にも「全く心配も不安もない。自分がやりに来たことは試合であって、リングに入ればいつもと同じことをするだけ」と意に介していない。

 天心については「スピードがあって強いファイター。総合的にすぐれている。とてもいいファイターなのは知っている」としつつ、「僕はそれ以上にいいファイターだ」ときっぱり。「自分がまさっている点を公言する気はないが、一つ言えるのは、ボクシングの経験は自分がまさっている」とボクサーのプライドをのぞかせた。

 自身のストロングポイントについては「右は強みだが、他にも複数のいいパンチがある。右以外の武器は20日に見せたい」と多くを語らず。養父でトレーナーのインディオ氏は「彼は全てにおいてスキルが高く、平均的に穴がない」と請け合った。

 今年2月24日の前戦ではアントニオ・バルガス(米国)から初回に右でダウンを奪うも逆転負けしたが、ジョナサンは「負けると思って試合を受けることはない。100パーセント自信を持って臨む。KOすると言うつもりはないが、タイミングが合えば勝利はおのずと訪れるし、自分の試合をしたい。タイミングが合えばパンチは当たるだろうし、合わなければ当てにいく」と、天心攻略に自信を見せていた。