「高校野球千葉大会・2回戦、千葉学芸5-2佐倉」(12日、船橋市民球場) 今秋ドラフト候補に挙がる最速149キロ右腕の千葉学芸・菊地ハルン投手(3年)が先発し、5回1安打無失点、無死四球で初戦突破を導いた。 雨が降る中でも、安定した投球を…

 「高校野球千葉大会・2回戦、千葉学芸5-2佐倉」(12日、船橋市民球場)

 今秋ドラフト候補に挙がる最速149キロ右腕の千葉学芸・菊地ハルン投手(3年)が先発し、5回1安打無失点、無死四球で初戦突破を導いた。

 雨が降る中でも、安定した投球を見せた。初回先頭に中前打を許したが、被安打はその1本のみ。最速は142キロながら直球、変化球ともに丁寧に制球して6三振を奪い「球が走っていて、後半は自分の投球ができた。納得できる投球」とうなずいた。

 打撃でも2打数2安打と貢献した。四回に出塁し、三塁へスライディングした際に左手首を痛めたが、治療後に五回も続投。試合後は「支障はない」と軽傷を強調した。

 父はパキスタン人で身長2メートル、体重103キロと恵まれた体格を持つ。阪神が3人体制で視察するなどネット裏には日米8球団のスカウトが訪れた。