今月下旬に始まる全国高校総合体育大会(北部九州総体)に出場する栃木県選手団の結団式が11日、宇都宮市駒生1丁目の県教育会館であった。 選手団は監督などを含め計700人超。選手を代表して作新学院高ボクシング部3年のシルバ・イエシュア選手が「…

 今月下旬に始まる全国高校総合体育大会(北部九州総体)に出場する栃木県選手団の結団式が11日、宇都宮市駒生1丁目の県教育会館であった。

 選手団は監督などを含め計700人超。選手を代表して作新学院高ボクシング部3年のシルバ・イエシュア選手が「栃木県の代表としての誇りを胸に、精いっぱい競技してくることをここに誓います」などと宣誓した。旗手は、宇都宮女子高陸上部2年の高山優葉選手が務めた。

 シルバ選手の選手宣誓は、昨年秋の鹿児島国体に向けた結団式に続き2回目。今大会、男子ミドル級で2連覇を狙う。「相手も自分のことを研究してきているので、戦い方を変えたり、ディフェンスを重視したりしてきた。必ず勝って、親や応援してくれる人に恩返しをしたい」

 高山選手は女子三段跳びが専門種目で、全国高校総体は初出場となる。あと一歩で出場を逃した昨年の悔しさをバネに練習してきたという。「旗手に選ばれ、代表として頑張らないといけないと改めて思った」。目標はベスト8だ。

 結団式後はアスリートカンファレンスが開かれ、登壇した男女各2選手がリーダーシップなどについて語り合った。

 大会期間は21日~8月20日で、今月27日に福岡県久留米市で総合開会式がある。(由利英明)