「高校野球東東京大会・2回戦、立教池袋7-1昭和一」(11日、神宮球場) なじみ深い神宮球場で躍動した。立教池袋・林京乃佑投手(3年)が12奪三振1失点の完投勝利で初戦突破をけん引。「全体的にまとまりが良かったです」とうなずいた。 19年…

 「高校野球東東京大会・2回戦、立教池袋7-1昭和一」(11日、神宮球場)

 なじみ深い神宮球場で躍動した。立教池袋・林京乃佑投手(3年)が12奪三振1失点の完投勝利で初戦突破をけん引。「全体的にまとまりが良かったです」とうなずいた。

 19年に台湾で開催されたU12W杯の日本代表に選ばれ、準Vに貢献した右腕。同校を選んだのには強いこだわりがあった。「六大学で野球をしたくて…」。亡くなった祖父の一則さんが学生時代に法大の応援団長を務めており、両親も法大出身。「小さい頃から神宮にリーグ戦を見に来て、憧れがあった。おじいちゃんとも一回来て、思い出深い」と自然と志すようになった。

 六大学の系列校を中学受験し、合格した立教池袋中へ。高校進学にあたっては桐光学園や帝京など強豪校からの誘いもあったが、思いはブレず内部進学を選んだ。憧れの舞台を目指し、「目の前の打者を一人ずつ抑えてチームに貢献できれば」と高校最後の夏を悔いなく戦う。

 ◆林 京乃佑(はやし・きょうのすけ)2007年2月24日生まれ、17歳。東京都渋谷区出身。179センチ、80キロ。右投げ右打ちの投手。最速144キロ。小学1年からジャパンキングスで野球を始め、6年時にはU12日本代表に選出され、昨夏の甲子園で2本塁打した仙台育英の鈴木拓斗らとプレー。立教池袋中では東京城南ボーイズに所属。立教池袋では1年夏からベンチ入り。50メートル走6秒1。