「高校野球千葉大会・2回戦、流経大柏10-0白井」(11日、千葉県総合スポーツセンター野球場) こらえていた涙が一気にあふれ出た。白井の唯一の3年生としてチームを支えた星屋結愛マネジャーの最後の夏。悔しい敗戦も「一人一人が頑張ってくれた姿…

 「高校野球千葉大会・2回戦、流経大柏10-0白井」(11日、千葉県総合スポーツセンター野球場)

 こらえていた涙が一気にあふれ出た。白井の唯一の3年生としてチームを支えた星屋結愛マネジャーの最後の夏。悔しい敗戦も「一人一人が頑張ってくれた姿がうれしかった」と涙を拭った。

 小学1年から現在までロッテのチアダンススクールに所属し、野球が身近だった。同校でプレーした兄と「一緒にやりたい」と同じ高校へ。だが、2年時に唯一の同学年部員が退部し、上級生はたった一人になった。下級生も現主将の林恭正外野手(2年)のみで、昨年は連合チームで出場。今春に未経験者を含む12人の1年生が入部し、諦めかけていた2年ぶりの単独出場がかなった。

 「正直やりがいがない時もあった。家族や引退した先輩のサポートのおかげで続けられました」と星屋さん。将来の夢は、祖母と母と同じ美容師。「責任感は強いと思うので努力していきたい」。大切な経験を糧に、次のステージへと進む。