パリ五輪に出場するバスケットボール男子日本代表が10日、都内で会見した。日本バスケットボール協会は8日に12人のメンバーを発表していた。2大会連続で五輪出場となるNBA・レーカーズで活躍する八村塁(26)は8番目に登場。昨季W杯はNBAキ…

 パリ五輪に出場するバスケットボール男子日本代表が10日、都内で会見した。日本バスケットボール協会は8日に12人のメンバーを発表していた。2大会連続で五輪出場となるNBA・レーカーズで活躍する八村塁(26)は8番目に登場。昨季W杯はNBAキャリアを優先して欠場。3戦全敗だった東京五輪以来の日本代表戦に「こういやって2回目の五輪で僕も楽しみ。チームでやること、日本代表でやれることを誇りに思う。NBAでやってきた経験をチームメート、日本の皆さんに見せられるように、役割としてプレーで引っ張っていけたら」と、意気込みを語った。

 改めて五輪出場を決めた理由については「東京は3連敗したのはあったけど、結果も全部20点差。僕らとしてはやり切った感がなかった。富樫さんや雄太さんとも『もう1回五輪いこう』と話をしていた。3年後にパリでやれるということで、僕らのレベルが上がっている中でもう一度迎えられて嬉しい。東京五輪の思いを含めてパリでは戦いたい」と、語った。

 ◇五輪代表12人は次の通り。

 【PG】富樫勇樹(千葉J)、河村勇輝(横浜BC)、テーブス海(A東京)

 【SG】比江島慎(宇都宮)、富永啓生(無所属)

 【SF】ジェイコブス晶(ハワイ大)、渡辺雄太(無所属)、馬場雄大(無所属)、吉井裕鷹(三遠)

 【PF】八村塁(レーカーズ)

 【C/PF】ジョシュ・ホーキンソン(SR渋谷)

 【C】渡辺飛勇(信州)

 【リザーブ】川真田紘也(長崎)、佐々木隆成(三遠)

 日本代表は今後渡欧し、19日にパリ五輪1次リーグ初戦でも対戦する23年W杯王者のドイツ、21日にNBAで3度MVPのニコラ・ヨキッチ(ナゲッツ)を擁するセルビアと強化試合を行い、本番に備える。国内試合をコンディション調整で欠場した八村はここでチームとの融合を図る。

 本大会では1次リーグB組で、27日にドイツ(世界ランク3位)、同30日に開催国でNBA新人王にも輝いたビクター・ウェンバンヤマを擁するフランス(同9位)、8月2日に世界最終予選を勝ち上がったブラジル(同12位)と対戦する。