「ボクシング・WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ」(20日、両国国技館) 初防衛戦に臨む田中恒成が9日、名古屋市内で公開練習を行い、試合1カ月前に41度の高熱を出していたと打ち明けた。 田中は「体調を崩すのが重なった。熱とか41度以…

 「ボクシング・WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ」(20日、両国国技館)

 初防衛戦に臨む田中恒成が9日、名古屋市内で公開練習を行い、試合1カ月前に41度の高熱を出していたと打ち明けた。

 田中は「体調を崩すのが重なった。熱とか41度以上出たのが大きかった」と告白。新型コロナやインフルエンザは陰性だったが、1週間~10日は動けなかったという。

 急ピッチの調整に「焦りがあった」が、「こんな調整の仕方もあって、こんなふうに仕上げられるんだっていうのも新しい感じで、良い方に転んだとは思っています」と“災い転じて福となす”を実践。「コンビネーションで倒したい」とKO防衛を宣言した。

 スーパーフライ級は、ここ数日間でジェシー・ロドリゲスがフアンフランシスコ・エストラダからWBC王座を奪い、IBF王者フェルナンド・マルティネスがWBA王者の井岡一翔を破って王座を統一と激動した。

 田中は統一戦への意欲は「ありますね」と明言。リベンジを目指していた井岡の敗戦には「思うことは少なくはないけど、あまりうまく伝えられない」と複雑な心境を吐露した。