J2のジェフユナイテッド千葉が、新グッズを発表した。新旧ファンの心をくすぐるセンスに、続々と賛辞が寄せられている。  千葉は現在、2009年を最後に遠ざかっているJ1の舞台を目指して戦っている。シーズン折り返し点を過ぎているが、混戦が続く…

 J2のジェフユナイテッド千葉が、新グッズを発表した。新旧ファンの心をくすぐるセンスに、続々と賛辞が寄せられている。

 千葉は現在、2009年を最後に遠ざかっているJ1の舞台を目指して戦っている。シーズン折り返し点を過ぎているが、混戦が続くJ2でまずはプレーオフ圏内を目指して奮闘が続く。

 J2生活が長くなってしまったが、元はオリジナル10の一角を占めた名門だ。今回、クラブはかつての甘美な思い出をよみがえらせるグッズを発表した。

 発表されたのは、「ヘリテージポロシャツ」だ。ヘリテージとは、遺産や伝統といった意味を持つ英語である。

 クラブ自身、このグッズの発表にあたり「Jリーグ初期を知る方には懐かしく、最近ジェフを見始めた方には新しい」と紹介している。まさに、オールドファンには懐かしい思い出を思い起こさせ、最近のファンには新鮮に映る、「温故知新」なグッズとなっている。

 モチーフとなっているのは、Jリーグ開幕当時の「カップ戦用」のユニフォームであるようだ。そのマニアック具合が、さらにファンの琴線に響いている。

 Jリーグ開幕当初、参加チームはミズノのユニフォームを着用していた。だが、カップ戦ではそれぞれのクラブがメーカーと契約し、独自性を競っていた。

 今回のポロシャツは、そのカップ戦で用いられたアシックス製のユニフォームをモチーフとしているようだ。黄色と白の2パターンが用意されているが、どちらも左胸には30年前を思い起こさせる独特の模様がグリーンでデザインされている。

 今季のユニフォームは丸襟だが、今回発表されたポロシャツはしっかりと襟がついている。白バージョン、黄色バージョンともに襟は緑で統一されており、これもポイントになっている。

■「こ、これは購入決定ですな」

 このポロシャツが発表されると、かなり広範囲のファンが心を揺さぶられたようだ。

「こ、これは購入決定ですな」
「むしろこれ来年のユニフォームで良いんじゃないか??」
「うーむヒュンメルさんマジでいい仕事するなぁ」
「オールドサポの琴線に触れてくるな」
「今年の公式ひどい。あざとい。かわいいがすぎる」
「これ来年のユニでええやん!」

 7月6日に行われたJ2第23節では、やはりオリジナル10の一角である清水エスパルスとアウェイで対戦し、0-2で敗れた。だが、まだシーズンは先が長く、ファンは誇りある黄色いユニフォームでJ1に返り咲く日を、今年こそはと待っている。

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