<明治安田J1:鹿島2-0札幌>◇第22節◇6日◇カシマ北海道コンサドーレ札幌はアウェーで鹿島アントラーズに0-2で完封負けを喫し、08年以来16年ぶりの8連敗となった。後半連続失点で屈した。5試合連続無得点はクラブ史上ワースト。DF大崎玲…

<明治安田J1:鹿島2-0札幌>◇第22節◇6日◇カシマ

北海道コンサドーレ札幌はアウェーで鹿島アントラーズに0-2で完封負けを喫し、08年以来16年ぶりの8連敗となった。後半連続失点で屈した。5試合連続無得点はクラブ史上ワースト。DF大崎玲央(32)が加入後初、高卒ルーキーMF原康介(18)がリーグ戦初の先発に起用され、前半は効果的なプレーを見せるも、白星は遠かった。

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札幌の得点力不足が深刻だ。運も味方してくれなかった。キックオフ直後、DF中村からのロングフィードにMF小林が走り、相手GKと交錯。ボールはゴールに吸い込まれた。開始12秒での先制ゴールかに見えたが、VARの結果、小林のハンドの判定でノーゴール。同45分のFW鈴木のシュート、後半40分のFKにDF岡村が頭で合わせたシュートは、枠を捉えたが相手DFの好守備にはね返された。ペトロビッチ監督(66)は「得点のチャンスは5回くらいあったが、2~3メートルくらいから決められず、今日も得点できずに終わった」と振り返った。

DF大崎が加入後2戦目で初先発。「チームの状況を見ながらゲームコントロールできれば」と話していたとおり、アンカーとして落ち着きのあるプレーを見せていた。MF原はプロ入り後初のリーグ戦初先発。左サイドで存在感を示した。ともに0-1の後半20分にベンチに退くと、直後に2失点目でリードを広げられた。

小林が負傷交代するアクシデントはあったが、今季2得点のMF青木がケガから7試合ぶり復帰を果たし、回復を証明。攻撃陣の奮起が求められる。【保坂果那】