第106回全国高校野球選手権富山大会(朝日新聞社、富山県高校野球連盟主催)の組み合わせ抽選会が5日、富山県射水市内であり、参加40チームの組み合わせが決まった。 連覇をめざし、今春の県大会を制した富山商は砺波工と対戦。2年ぶりの優勝を狙う…

 第106回全国高校野球選手権富山大会(朝日新聞社、富山県高校野球連盟主催)の組み合わせ抽選会が5日、富山県射水市内であり、参加40チームの組み合わせが決まった。

 連覇をめざし、今春の県大会を制した富山商は砺波工と対戦。2年ぶりの優勝を狙う高岡商は石動(いするぎ)と初戦を迎える。

 開会式は10日に富山市民球場であり、試合は13日から県営野球場などで始まる。順調に進めば27日に決勝がおこなわれる予定。

■富山大会の展望

(前年優勝校 富山商 前年参加チーム数40)

 春季県大会を制した富山商が一歩リードする。宝泉陸斗や森亮太、山本心太郎ら完投能力がある投手がそろい、攻撃では長打力のある福田敦士、岡田拓馬ら昨夏の甲子園経験者が残る。投打がかみ合い、試合運びに安定感がある。

 追うのはライバルの高岡商。1番の朴木慧司が塁に出て、勝負強い辻口侑磨ら中軸で得点する。右の金子虎大、左の三上亮汰の両投手の踏ん張りが勝敗の鍵を握る。

 昨春の選抜に出場した氷見は打線に自信を持つ。一気にたたみかける攻撃が得意。春はシード校を次々破って4強入り。同じく4強の高朋はタイプの違う投手の継投で試合をつくる。投打のバランスがいい富山第一、高岡第一、好投手のいる未来富山、桜井にも期待だ。(前多健吾)