「ヤクルト6-5阪神」(30日、神宮球場) 阪神が八回に一挙5点を奪われ痛恨の逆転負けを喫した。5-1の八回、桐敷、漆原、岩崎をマウンドへ送ったが、長岡に同点となる3点適時二塁打、代打・山田に勝ち越しの左前適時打を浴びた。 九回2死一塁か…

 「ヤクルト6-5阪神」(30日、神宮球場)

 阪神が八回に一挙5点を奪われ痛恨の逆転負けを喫した。5-1の八回、桐敷、漆原、岩崎をマウンドへ送ったが、長岡に同点となる3点適時二塁打、代打・山田に勝ち越しの左前適時打を浴びた。

 九回2死一塁から佐藤輝が左翼フェンス直撃の安打を放つも、代走の植田が本塁憤死で追いつくことはできなかった。

 岡田監督はブルペンの準備不足に怒り心頭、さらには九回の同点を狙った本塁突入にもその矛先を向けた。

 -結果的にフォアボールから。

 「まあ、そらお前、準備の問題やろな」

 -漆原のところが準備不足。

 「漆原なんか投げさすつもりなかったよ。ゲラと岩崎が(ブルペンで準備を)やってないんやから。投げさせられへんやんか。なんで、準備せえへんのやろうなぁ。教育やなぁ、しかし。そこまで全部やらなあかんねんなぁ。しかし、なぁ」

 -岩崎も結果的に慌ててマウンドに上がる形になった。

 「だって(準備を)やってないんやもん。だってそんなん、もう普通通りお前、なぁ、きっちり3人でいって、お前、桐敷、ゲラで最後行くって言うて…。お前、そんなうまいこといかん場合もあるわけやんか、それが準備やんか。ブルペンなんかおまえ。そんなんいつもいつもやったら、誰もいらんやんか、こっちから指示したらええだけやんか。何かあった時用の準備をせなあかんわけやろ」

 -今日は打たれたピッチャーを責めることはできない。

 「できんよそらおまえ。信じられんわ。そこまでやらなあかん?1人でおまえ」

 -打線は中軸に当たりが出てきた。

 「打線は出てきてるよ。昨日もビハインドやからああいう展開になっただけであって。やっとちょっと反発力がでてきたのに、お前。なんでそんな楽観的なことするんやろな。準備というか、なあ、備えへんのやろなあ。『ゲラいくぞ』言うたら、『漆原しかやってません』て、『ええっ!?』て。あそこで漆原も酷やで。俺は思うよ」

 -九回(の本塁突入)は勝負にいった結果。

 「負けてんねんやで、1点負けてんねんやで。信じられんわ、お前。状況判断やんか、それは、当たり前やろ、こんな狭い球場で」

 -代打も残っている。

 「びっくりしたわ、オレも最後。『ええ?』って思ったわ。先行で1点負けてて、なあ。二、三塁でええんちゃうの?(相手投手は)左で今日2本タイムリー打ってるバッター(梅野)で」

-タラレバだが、今日をとれていれば。

 「いやそら全然ちゃうよ。今日の負けはめっちゃくちゃ大きいよ、はっきり言って。そんな簡単な1つの負けちゃうで、今日なんかは」

 -火曜からの広島戦の戦い方、入り方も変わってくる。

 「いや戦い方もクソもお前、こういうことをやってるとやっぱり終盤になって勝っててもそういうのがなるやないか。それをお前、きっちり当たり前のことをやってるからちゃんと継続しているのがええ方向にいくわけであって、お前。そんなもん、こっちで歯車を崩してしまうわけやからな。そんなお前、1つの負けですまんよ、これ、ほんまに。大変な負けやで、こんなん」