J2ベガルタ仙台は28日、仙台市内でホーム・栃木戦(29日、ユアスタ)に向けて非公開で練習を行った。今季プロ2年目で躍進を遂げるMFオナイウ情滋(23)が4試合ぶりの勝利に向け意気込みを語った。 快足を飛ばしゴールを狙う。今季全21試合に…

 J2ベガルタ仙台は28日、仙台市内でホーム・栃木戦(29日、ユアスタ)に向けて非公開で練習を行った。今季プロ2年目で躍進を遂げるMFオナイウ情滋(23)が4試合ぶりの勝利に向け意気込みを語った。

 快足を飛ばしゴールを狙う。今季全21試合に出場し、経験を積み上げているMF。「試合に出ながら色々修正できるのは本当に大きい。反省したことが次の試合でうまくいった時の感覚は、本当に充実感がある」と日々成長している。

 直近5試合では5得点に関与。右サイドから鋭いクロスで得点を演出。「去年はクロスを上げることが少なかった。大学(新潟医療福祉大)では今の感じでアシストが一番多く、その感覚が戻ってきている」。前節の山形戦(1△1)でも「手を上げるだろうな」とハンドを狙ったクロスでPKを獲得し、先制点につなげた。

 5月19日に栃木を2―1で下したときは、相手の監督が途中就任した直後の一戦。栃木は直近2連勝と調子を上げているが、オナイウが勢いをへし折る。「3バックの相手に対して自分のランニングは有効。チャレンジャーの気持ちを忘れずに徹底したい」。若きドリブラーが右足から決定機を演出し、白星をつかむ。

(山崎 賢人)