J1北海道コンサドーレ札幌に加入したDF大崎玲央(32)が、29日、デビュー戦に臨む。21日に完全移籍での札幌入りが発表された大崎は、28日にJリーグの選手登録が完了。29日のホーム・新潟戦から出場が可能となった上に、ミハイロ・ペトロヴィ…

 J1北海道コンサドーレ札幌に加入したDF大崎玲央(32)が、29日、デビュー戦に臨む。21日に完全移籍での札幌入りが発表された大崎は、28日にJリーグの選手登録が完了。29日のホーム・新潟戦から出場が可能となった上に、ミハイロ・ペトロヴィッチ監督(66)からは「玲央はメンバーに入っている」と明言された。早々に訪れたチャンスに、大崎は「わくわくしてます。早くピッチに立てれば」と胸を躍らせた。

 187センチ、82キロの屈強な体を生かし、ボランチとDFが主戦場。新潟戦ではベンチスタートが予想され、どんな状況下で起用されるか未定も「どのポジションに入ろうと、縦パスだったりサイドチェンジだったり、後ろからゲームをつくるところだったり、自分のストロングは出せると思う」と自信をのぞかせた。

 6連敗中と状況は芳しくないが、「体を張ることや走るところは、ここ2試合、チームとしてもできている」と悲観することなく見ている。2戦連続0―1の惜敗を結果に変えるべく「後ろが我慢する時間帯が長くなるが、毎試合、勝ち点を拾っていけるようになれれば」と労を惜しまず、動く。

 誰もが存在を示したい初戦だが、大崎の思いは違う。「自分のプレーを見せたいというより、チームが勝てれば僕はいい」。何よりも勝ち点3取りを願い、死力を尽くす。

(砂田 秀人)