「ヤクルト(降雨中止)阪神」(28日、神宮球場) ヤクルトの奥川恭伸投手(23)が28日、神宮凱旋マウンドで連敗ストップを託された。29日の阪神戦に予告先発として発表されており「前回よりもいい内容にしたい」。980日ぶりの復活勝利で終わる…

 「ヤクルト(降雨中止)阪神」(28日、神宮球場)

 ヤクルトの奥川恭伸投手(23)が28日、神宮凱旋マウンドで連敗ストップを託された。29日の阪神戦に予告先発として発表されており「前回よりもいい内容にしたい」。980日ぶりの復活勝利で終わるつもりはない。

 2軍での調整を挟み準備を進めてきた。前回、勝利した14日のオリックス戦は京セラドーム。「マウンドの傾斜や硬さ」の違いや「ドームから屋外とかいろいろな要素がある」といかに対応できるかをポイントに掲げた。

 また現在は広島戦で同一カード3連敗を喫するなど、チームは4連敗中。「チーム状況とかいろいろありますけど、自分らしくできることしっかりやって頑張りたい」と前を向き、奥川にとってもかねて「本拠地で投げたい」と話していた待望の舞台に思いは強い。

 右肘痛を発症した22年3月29日以来となる、神宮から見る景色だ。高津監督は「ぜひ連敗を止めてほしい」と期待を寄せ、奥川も表情を引き締める。「毎試合勝ちたいのは変わらないんで、チームが勝てるように一生懸命投げたい」。復活ロードはまだ始まったばかりだ。